朝5時。
ほとんど連夜眠ってなかった私は、努力虚しくいつのまにか眠っていて、朝方、ナビのりゅうさくと、ドライバー・くりりんの話し声で目が覚めた。
昨夜の霧がはんぱでなかったところまでは覚えているのダケド。。。。
ワイパーが拭っても拭っても、前方は白く霞んだまま延々見えなくて、かなり運転は困難に。
本当にここは日本なのかい?という感覚に陥った。
新潟行きの車中は、そんな胸さわぎのするような夜やった。

かくして待ち合わせの早朝インター。
てんつくマン始め香川チームと合流するも、彼らの第一声は
「出たーー。出たぞーー。見たかーー?」
「えっっ、何が、何が?」
「Wレインボウだよ!ウソ!見てないん?」
あーー、ガッカリ!見そびれてしまった!神様のおしるしを。残念!!
まだねぼけ顔の私も、香川チームの懐かしい顔ぶれとの再会でとてもうれしい!
てんつくマン、てんつく映画結いまぁる隊のしょうこちゃん、大将、こじろう、そして寺吉君。
早速インターで朝食代わりのうどんを食べる。暖かい。
さあ!これから、てんつくマンの知り合いの議員さんを、民主党事務所まで訪ねます!
明るい挨拶で出迎えてくれたのは、若き女性議員さんのまきこさんやった。
私達は全員背中に大きく、「民主党」と書かれたジャンパーを 配られた。
「どこの馬の骨か、と思われたりしたら意味ないから、一応着てね、、」

確かに。災害に乗じて、詐欺まがいの事件が起こってるニュースは 聞いている。
こんな非常時に騙されてしまった、被災者さんの気持ちを想像して、少しへこんだ。
まきこさん達の誘導で、3台に別れた車は、栃尾市の半蔵金村に向かう。
どんどん、山の中に入っていき、次第に「わぁーっっあれ見て!」 と皆、外の被害に目が釘付けだ。
ここは、なだらかな山の斜面に、家や棚田がちらほら見られる、のどかな感じの村なのだが、ところどころの斜面が、小規模ながらも崩れ落ち、新たな地肌が浮き彫りになっている。
土砂崩れで家の基盤が落ち、斜めってる家も、ある。
そうこうしてる間に山の中の小さな避難所に到着した。
車を降りたら、空気がとても澄んでいた。
既にスタンバイしてらっしゃった、新潟市内から駆けつけたボランティア・チームのお母さん達に、私達がお手伝いできる事を尋ねる。
女子3名は、昼食のカレーライスの配膳。
そして男子6名は、シャベルを持って、水道管工事のお手伝いをする事に。
しばらく後、大きな給食に使うようなズン胴鍋いっぱいのカレーライスが、運ばれて来た。
地域の料理人の方達が、材料を調達して作ってくれたそうで、味はおスミ付きだそう。
お母さん達がどんどん配膳してくれ、私達結いまぁるは、避難所の各部屋を訪ね、「ここは何名いますか?」と聞きながら、どんどんカレーの皿を、運んでいく。

始めて入った避難所の中、、、。
黒板に住人の名前が書いてあり、布団は引きっ放しで、自分の布団の上が、自然、自分の範囲、といった区分で生活してる感じ。
皆、笑顔で「ありがとうね。」 穏やかな笑顔を見せてくれる。
今までは、ブラウン管の向こう側やった被災者さんに直接触れる事ができ、ホッとした瞬間。
新潟、来れたんだなぁ、ここまで。
ここの被災者さんはほとんど高齢者で、子供はほとんどいない。(村自体がそうなのだろうか?)
「さあ!!あんた達もいっぱい食べなさい!たくさんあるからね!」
お母さん達が、暖かいカレーを薦めてくれ、私達は ありがたくいただいた。
大将(エコレンジャー・完食のイエロー)なんか、「ほらっっ、おかわりは?おっきいんだから!もっと食べれるでしょ!!」 とめっちゃ、おかわり攻撃にあっていて、みんなで大爆笑。
ほんまにカレーはお肉がたっぷりで、元気が出る味だった。
昼からの作業に備え、皆ありがたくカレーを味わった。

そうこうしてる間に男子出動の「泥だらけ水道工事」が始まる。
村のおじい達が水道を復旧しようと、昔の水道管を掘り起こしているが、道路を掘り起こしての、泥だらけの作業。
なかなか技がいるらしい。
皆で何度も何度も、試行錯誤をしている。
長時間作業で眉間にしわの寄るところではあるが、そこは結いまぁる隊のスゴイところ、ある意味「出番」だ!
ここでお笑い和ませ大作戦が展開される!
まず、ここに到着した時点でタンクトップ姿の、こじろう。
さきが何度も何度もツッコミを入れている。
「ここ、新潟!!今、11月!!」
そこに加えて、てんつくマンが、「なに、これからが本番でっせ」、といった風情で、とうとう上半身裸に。
私の隣にいた、地元ボランティアの女性は、てんつくの行動が いちいちツボに入るらしく、終始笑い転げていた。
笑いの中続く作業も、くりりんが真剣に泥水を探り、とうとう 無事水道管が通った!!
みんなから、ワアッと大歓声があがった。
野球の1ゲームが終わったような、爽やかな空気の中、
「おじちゃん達!じゃあ、後はがんばってな!!」
「おう、ありがとうよ!」
手を振りお別れする。

「水道管工事結いまぁる」

時間も時間なので、私達は急いで避難所に戻り、皆さんからお預かりしたレインボウ・マフラーとてんつくマンの本を配らせてもらった。
結いまぁる達は皆それぞれが、おばあちゃんにレインボウマフラーを巻いてあげている。
「暖かいのう。」と本当に素晴らしい微笑みを見せてくれるおばあちゃん達。。。
支援で動かせてもらって何度も思う事。
けに来てるのではなく、気付けば元気と感動をいただいている。
自分が助けられている。
しょうこちゃんが、さきが、おばあちゃんに一生懸命レインボウ・マフラーを 説明している。
大量の自著を車に詰め込んで持って来たてんつくマン。(くりりんははるばる、それを運んでくれた)
こじろう、大将始め、被災者の方との触れ合いがとても尊い時間。みんなの柔らかい笑顔、、、
「全国のみんながこれからも、ずっとずっと新潟の事、見てるからね。応援してるからね。
絶対誰かが助けてくれるから、安心して下さい。
がんばって下さいね。風邪ひかんようにね。。」
そう伝え、半蔵金村を後にしました。
緊急にも関わらず、マフラーを編んで下さった皆さん、ありがとうございました。
本当に皆さん「暖かいね。きれいだね。ありがたいね。」と喜んで下さり、たくさんの笑顔が生まれました。
ありがとうございました。