この100年間、カンボジアの歴史は苦難の連続でした。
19世紀後半からフランスの植民地下におかれ、1953年に独立したものの、その後は内戦やインドシナ戦争で爆撃を受け、70年代後半にはポルポトによる虐殺、さらに再度の内戦へと続きました。特にポルポト時代は200〜300万ともいわれる人々が処刑され、カンボジアの国土と人心は荒廃しました。
未だに基礎教育を受けられない子どもも大勢います。 ある国際機関の統計では、初等教育純就学率は全国平均で82%、小学校5年まで学校に在学する生徒数はその45%です。しかし、農村部では自給自足で現金収入が少なく、金額に換算しても都市部の収入の1/3以下にすぎず、小学校卒業率が1割にも満たない村があります。
子どもたちが学校に行けない理由は、貧困ゆえに教育費用を捻出できず、学校を中退して働いたり、家事を一手に引き受けたりするからです。また教師や校舎の不足、高い教育を持つ人々を処刑したポル・ポト時代の記憶から、教育を受けることに対する不安なども原因です。 カンボジアのあるNGOの統計では、カンボジアの性産業で働く人口の約30%が18歳未満です。非識字者が90%に達する地域もあり、字が読めないために情報が入手・理解できず、人身売買ブローカーにだまされてしまうこと等が原因です。
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